QuickSight でフィルタをデータセット内の全ビジュアルへ適用させる
いわさです。
QuickSightではビジュアルとビジュアルを連動させてフィルタリング動作をさせることが出来ます。
単一項目の選択と、複数項目の選択するケースを試してみましたので記事にしました。
単一項目の選択はフィルタアクションで実現可能
例えば、以下はピボットテーブルと垂直棒グラフを組み合わせたものになります。 ピボットテーブルでprice100の項目を選択すると、垂直棒グラフのデータはprice100のデータのみで集計されます。
フィルタリングアクションを設定するにはビジュアルを選択した状態でアクションメニューの「同じシートのビジュアルをフィルタ処理」ボタンで作成されるクイックアクションを設定するのみで実現が可能です。
複数項目の選択はフィルタリストをシートに追加してビジュアル化することで実現可能
ピボットテーブルのフィルタリングアクションは単一選択なので、フィルタ機能をシートに追加し他のビジュアルと連動させる設定を行うことで複数項目選択を実現してみました。
priceのフィルタを作成します。
シートに追加します。
シートに追加されたフィルタの設定画面を開き、スタイルで "リスト - 複数選択" を指定します。
複数選択のフィルタリングコントロールが作成されました。
しかし、この時点ではフィルタを追加したビジュアルのみ絞り込まれます。
フィルタの編集画面から適用対象のビジュアルを広げることが出来ます。
これで全ビジュアルを一元的なリストで複数項目で絞り込むことが出来るようになりました。
フィルタとアクションを使い分ける
今回は単一項目の場合はクイックアクションを、複数項目の場合はフィルタを使うことで実現しました。
各フィルタやアクションには他にも詳細設定によるカスタマイズ項目が多くありますので作成する際はひととおりのパラメータを試してみてください。